ひんやりした大安の夜は座ったままで

炎天下のアイスティーは何杯でも飲める
「教え子」のことを特別に考えている人って、いっぱいいるのかな。幼い頃の体験や思い込みとかそんなのが、「少年」と結びついちゃうことも、無きにしも非ずと思うんだ。<ヘッダー>

汗をたらして走る彼と突風

以前、正社員として多くの仲間に囲まれて雇われていた。
しかし、働き始めて4年くらいで大勢でチームワークを組んで何かするというのに向いていないと痛感した。
残業の時間が長く、何名かで進めていくので、どうしても噂話がしょっちゅう。
うわさを聞きたいと思えばじょうずになっていけるのかもしれない。
しかし、放っておけば?としか思えないのだ。
そして、ペースがスローな人に合わせて進めるという努力ができない、早い人に合わせられない。
周りは努力不足!と感じるだろうが、家族には運命なのだと言われた。

雨が上がった月曜の夜明けは足を伸ばして
大学生の頃、株の取引に好奇心をもって、買おうかと考えてたことがあったけども、たいしたお金ももっていないので、購入できる銘柄は限られていたから、あんまり魅力的ではなかった。
デイトレードに興味があったのだけれども、しかし、一生懸命稼いでためた貯金があっさりと減るのが怖くて、買えなかった。
証券会社に口座はつくって、使用する資金も入れて、ボタン一つだけで買えるように準備までしたけれど、恐怖で買えなかった。
汗水たらして、働いて稼いでためたお金だから、金を持っている人たちから見たら少なくてもでも少なくなるのは恐怖だ。
でも一回くらいは買ってみたい。

陽気に自転車をこぐあの人と霧

何年か前から、南九州に住んで大型台風をすごく気にするようになった。
強さが全く違うからだ。
大分に住んでいたことも埼玉に住んでいたこともあるけれども、しかし、台風の風の被害が全然違う。
サッカーのゴールポストが転がっていくと聞いたときは、オーバーだと思ったが、事実だった。
超大型台風が直撃した後は、ヤシや大きな木は道に倒れ、海の横の道はゴミであふれ車で走るのにも道を選ばないと通れない。
海沿いの家や旅館では、車のガラスが割れたり、民家のガラスが破損し、風が入って天井が飛んだりと本当かと思っていたようなことを目撃した。
真上を通らずにかすっただけでも風はものすごく強く、古い家に住んでいると家の揺れてきしむ音がとっても心配してしまう。

陽気に踊る妹と夕焼け
たいそうスイーツが好みで、ケーキなどをつくります。
普通に泡だて器で混ぜて、焼いて作っていたのだが、最近、ホームベーカリーで作ってみたら、めちゃめちゃ簡単でした。
娘にも食べてもらう、ニンジンを混ぜたり、かぼちゃを混ぜたり、栄養が摂取できるように心がけている。
砂糖がちょっとでもニンジンや野菜の甘さがあるので、喜んで食べてくれます。
このごろは、スイーツ男子なんて表現もテレビであるから変ではないのだけれど、昔は、甘いお菓子を作っているといったら不思議に思われることが多かったです。
近頃は、そういう男性がよくいるねとも言われたりします。

湿気の多い休日の午後に冷酒を

数年前の夜中、私は仲良しの女の子と、東京からレンタカーを使って、七里ガ浜に行った。
目的は、宝物の一眼レフのカメラで海岸を撮ることだったけれど、思うように撮れない。
砂浜は久しぶりだったから、しだいにサンダルを脱いで海に入りはじめた。
だんだん飽きて、砂で小さな城を作ることをしはじめた。
覚えている限りでは、それ位までは、おそらく近くに置いていたCANONのデジタル一眼。
しっかり遊んで、帰る最中、GSでデジタル一眼がない事に驚いた。
仕方なく部屋まで戻ったけど、長い間、とてもさみしかったのを覚えている。
たくさんのメモリーが記憶されていた私の一眼レフ、現在はどこにいるんだろう?

じめじめした平日の夜は座ったままで
甘い物が非常に好きで、バウンドケーキやようかんなどをつくるけれど、娘が大きくなって作るおやつが限られてきた。
私たち夫婦がめっちゃ喜んで食べていたら、娘が自分も口にしたがることは当然なので子供も食べられるあまり甘くないケーキをつくる。
私は、チョコ系のスイーツが大変好きなのだけれど、しかし、子供にはチョコ系のケーキなどは小さなうちは食べさせたくないのでつくらない。
ニンジンやバナナをいれたケーキが栄養的にも良いと考えているので、砂糖とバターを控えめに入れて焼く。
笑った顔でおいしいと言ってくれたら、とてもつくりがいがあるし、またつくろうと思う。
近頃、ホームベーカリーも使用して焼いたりする。
そうしたら、簡単だった。
いつもは、自分で一生懸命混ぜるけれど、ホームベーカリーは、混ぜてくれるし簡単だ。

陽の見えない週末の夕暮れに料理を

この一眼レフは、昨日の夜、海辺で見つけた物だ。
その日は、7月のはじめで、ちょうど半ばで、いつものように暑くてたくさん汗をかいた。
デパートで、彼女と言い合いになり、しばらく話したくないと言われてしまった。
その夜、マンションからここまで車でやってきて、海沿いを散歩していた。
すると、少し砂に埋もれたこの一眼に出会ったのだ。
手に取って重さに驚いて色々なフォトを何枚か撮ってみた。
この落とし主より、うまくとれているかもしれないと思った。
彼女の可愛い笑顔撮れたらなー、とか、意外とピント調節って丁度良くならないなーとか考えていた。
次の休み、なんとか会う約束ができたら、恋人に僕が悪かったと謝りたい。
仲直りしたらこの一眼レフ、落とし主に届けよう。

そよ風の吹く水曜の夕方に読書を
太宰治の人間失格を読んで、主人公の葉ちゃんの気持ちも共有できるな〜思った。
主役の葉ちゃんは生きていくうえで誰でも持ち合わせている価値観を、たくさん持ち合わせている。
それを、内に秘めないで、ビールだったり異性だったりで解消させる。
最終章で、飲み屋のママが「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と話す。
その部分で、主役の葉ちゃんは不器用なんだろうなと、まじで悲しく思ってしまう。

のめり込んで泳ぐ兄弟と擦り切れたミサンガ

石田衣良さんという作家さんに出会ったのは、愛の家で。
「愛がいない部屋」というタイトルの短編が納められた文庫本が机に置かれていたから。
古里の長野のお母さんが読破して、その後米や商品券と同時に宅配便で送ってくれたという。
その時は全然文学界で知れていなかった石田衣良さん。
彼女はふつうエッセイや流通、ファッション誌などは読む。
しかし、所謂ライトノベルは気に入らないらしく、愛がいない部屋を私にあげる!という。
愛ちゃんのお母さんは、どんなことを思いながら、石田衣良さんのこの本を手に取ったのだろうか。

夢中で跳ねる弟と飛行機雲
蝉もおとなしくなった夏の日の夜。
少年は家の縁側に座り、スイカを食べていた。
西瓜をかじってはタネを庭に向かって吐いていると、ときおりタネがうまく飛ばずに、自分の足に落ちる時もあった。
傍に置いた蚊取り線香の匂いと、星のよく見える蒸し返す夜、それから口いっぱいの西瓜。
少年はそれぞれを堪能しつつ、残りの夏休みはどんなことして遊ぼうかな、と夜空を見上げた。

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